ヨガレッスンの組み立て方。ヨガインストラクターとして活躍するために、新人がまずやること

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こんにちは、ヨガインストラクター&ライターのあゆみです。

ヨガインストラクターとしてデビューが決まりレッスンを担当できるようになったら、プロとしてレッスン内容を組み立てる作業が必要になります。

スタジオによりますが、レッスン内容が決まっていてそれを覚えて行うスタジオと、レッスンの強度はだいたい決まっていて「レッスン内容はお任せです」というスタジオがあり、後者の場合、どのようにレッスンを組み立てていけば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

オーディション対策の記事でもレッスンの組み立て方について簡単にお話ししておりますが、今回はより詳しくヨガレッスンの組み立て方について見ていきましょう。

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2016.05.23

レッスンの強度別に、だいたいのポーズ数を決める

ヨガスタジオやスポーツクラブでは様々な種類のレッスンが行なわれています。

リラックスヨガやパワーヨガ、ヴィンヤサヨガや骨盤調整ヨガなど…その種類は多岐にわたり、自分で好きな名前をつけたレッスンを行なうことができるスタジオもあります。

どんなレッスンを持つ場合でも、与えられた時間内に、そのレッスン名の通りの効果を感じられるようなレッスンを組み立てていかなくてはなりません。

ということで、まずはだいたいのポーズ数を決めてしまいましょう。

ポーズ数が決まっていれば、あれこれ詰め込みすぎてレッスン時間が大幅にオーバーしたり、またポーズ数が足りなくてレッスン時間が余ってしまうということも避けられます。

リラックス系ヨガの場合

例えば、60分のレッスン。

リラックス系のヨガなら、最後のシャヴァーサナ(屍のポーズ)を含めて6~8ポーズ程度に収めると、各ポーズじっくりと深めることが可能です。

いくら簡単で気持ちの良いポーズでも、一つひとつのポーズのキープ時間が短すぎると十分な効果を感じられません。

呼吸を深めながら身体の変化をゆったりと感じられる範囲でポーズを組みましょう。

パワーヨガの場合

反対に、パワーヨガなどでは、シャヴァーサナを含めて10~15ポーズあっても良いかもしれません。

太陽礼拝など、フローの動きも入れてあげることで身体全体をアクティブに動かすこともできます。

基本のポーズだけでレッスンを組み立ててみる

次にポーズを入れて組み立てていきますが、何から入れたら良いのかわかりませんよね。

ということで、まずは養成講座で教わった「基本のポーズ」だけでレッスンを組んでいきましょう。

「基本のポーズ」とは、ヴィーラ・バドラーサナ(英雄のポーズ)やバッダコーナーサナ(がっせきのポーズ)など、比較的だれでもできて、適度に体幹や筋力、柔軟性を使えるベーシックなポーズのこと。

ポーズ集などを見て考える

レッスンを組み立てる時、あると便利なのがポーズがたくさん載っているポーズ集。

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自分の頭の中だけでどのポーズをレッスンに組み込んでいけば良いかを考えていると、基本のポーズと言えども、思いつかないことがあります。

ですがポーズ集があれば、ポーズごとの動きや効果などを確認しながらレッスンを作ることができます。

ただ、新人の頃やりがちなのは、ポーズ集に載っているちょっと変わったポーズや、自分でも効果がよくわからないポーズを入れてしまうこと。

「ヨガっぽいポーズ」への憧れだけでそういったポーズをレッスンに組み込むと、いざお客様の前でポーズの説明をする時に、付け焼刃の知識だけで喋ることになってしまいます。

組み込むポーズは、まずは自分でやってみて、「この動きをすることで、身体の○○筋が動かされるから、▲▲に効果があるんだな」と納得したうえでレッスンを作りましょう。

実際に声に出してレッスンの流れを確認する

ヨガのレッスンをだいたい組み立てたら、あとは本番と同じようにそのレッスンの流れを言葉で誘導する練習をします。

完璧なポーズの組み合わせでも、誘導が上手くなければお客様は快適にレッスンを行うことができません。

インストラクター養成講座でもレッスンの誘導ついて学びますので、学んだ誘導の仕方を、自分の考えたレッスンに当てはめてみましょう。

レッスンの誘導の仕方は当然人それぞれですが、共通することがいくつかあります。

呼吸に合わせた誘導をする

これはヨガにおいて誰のレッスンを受けても共通すること。呼吸に合わせずにレッスンを行うのは、ヨガではありません。

「息を吸って背筋を伸ばし、吐いて身体を右側にねじる」

など、呼吸に合わせて身体を動かしてポーズを完成形へ誘導しましょう。

ポーズや、ポーズ完成までのプロセスがつらい人のための動きも用意しておく

レッスンを受けに来たすべてのお客様が自分の誘導と同じ動きをできるとは限りません。そういった人のために「軽減方法」も用意する必要があります。

例えば、あぐら一つを取っても、ひざや股関節に違和感がありあぐらをかけない人もいます。

レッスンの初めに呼吸を整える場合、あぐらの姿勢(スカーサナ)で呼吸を行うことが多いですよね。ですが、あぐらをかきづらい人にとって、あぐらでしか呼吸ができないと、その呼吸の時間が苦痛になってしまいます。

ですので、お客様からあぐらがつらい旨を伝えられたら、それ以外の姿勢を提案することが必要です。

脚を前に投げ出す姿勢や、ゆったりとしたがっせき(足の裏を合わせる姿勢)、片側のひざや股関節が痛いのであれば、痛いほうの脚だけ伸ばしてもらったり。

もし大人数のレッスンであれば、お客様から相談されなくても、呼吸の前やポーズの前に、つらい場合の代わりの姿勢をお客様全員に向かって提案してあげても良いですね。

必ずシャヴァ・アーサナを入れる時間を取る

ヨガのレッスンの最後には、「シャヴァ・アーサナ(屍のポーズ)」を行います。

シャヴァ・アーサナのないヨガレッスンは存在しなく、ヨガの練習を自宅等で行う場合も、時間がなければシャヴァ・アーサナだけをやっても良いと言われるほど、ヨガにおいて大切なポーズです。

「レッスンにポーズを詰め込みすぎてシャヴァ・アーサナをやる時間がなくなっちゃった!」というのは何としてでも避けたいので、誘導の練習をしてみてシャヴァ・アーサナの時間が足りなさそうであれば他のポーズを削りましょう。

つい先日、オープンしたばかりのヨガスタジオにレッスンを受けに行ったら、新人のインストラクターさんが担当でした。

時間配分はインストラクターによってさまざまですが、そのインストラクターは「初心者ヨガ60分」のレッスンで

  • 呼吸 5分
  • ウォーミングアップ 25分
  • 座位 20分
  • 立位 5分
  • 仰向け 5分

といった構成でした。なんとシャヴァ・アーサナはなし。

初心者のためのレッスンとしては、ポーズの組み合わせはまったく悪くなかったのですが、ウォーミングアップが長すぎたこととシャヴァ・アーサナがなかったことで「ヨガをやった」という気持ちにはまったくなれませんでした。

「仰向けでただ寝ているだけのポーズだから、やらなくても良い」と思っている人もいるようなのですが、シャヴァ・アーサナは、レッスンを締めくくる大切なポーズです。

「全身の力を抜く」というのは思っているほど簡単なことではありません。

ですがヨガで適度に筋力を使ったあとは、全身の力を抜きやすく、シャヴァ・アーサナを行うことで心も身体もリラックスに導くことがきます。

お客様には、最後のポーズを終えて「はいレッスン終わり!」とするのではなく、シャヴァ・アーサナでレッスン後のリラックスと爽快感を感じてもらえるようポーズを組んでいきましょう。

まとめ

ヨガのレッスンを構成するためには、初めの内はやることがたくさんあると思います。

ですがこれらは、ヨガインストラクターとしての経験が長くなるほど、無意識に、自然に行なえるようになってきます。

自分のレッスンを確立するためには、とにかくレッスンを行ない経験を増やしていくことが一番の近道。自分のレッスンができあがっていく喜びをぜひ感じましょう!

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